OPECで産油量第4位のアラブ首長国連邦。その連邦の首都であるアブ・ダビで現在自国の石油消費を削減する省エネ対策を米国MITと共同して行うプロジェクトが発表となった。アブ・ダビ未来エネルギー会社とMITが共同でMasdar Institute of Technologyをアブ・ダ…

バイオ燃料で北米トップクラスのインペリアム・リニューアブル社（本社シアトル）が約120億円の出資をプライベートエクイティファンドから受けた。これは米国におけるバイオ燃料を主体とする事業会社へのプライベートエクイティ投資としては史上最高額で、再…

日本でも馴染みのあるYahooの創業者ジェリー・ヤンと婦人のヤマザキ・アキコさんが二人の母校であるスタンフォード大学へ7千5百万ドル（約80億円）の寄付を発表した。スタンフォード大学はこのうちの5千万ドルを現在建築中の環境研究センターに活用し、残り…

CSRや環境問題などに高い関心を持つ機関投資家があつまって組織する団体CERESが環境問題に消極的な企業10社のリストを挙げた。CSRの業界ではCERESはCSRレポーティングの代表的なガイドラインであるGRI（グローバル・レポーティング・イニシアティブ）の母体…

ここにきて深刻的な状況が伝えられる温暖化による環境問題。解決策はあるのであろうか。遂に英国の大実業家リチャード・ブランソンが乗り出した。「ヴァージン」ブランドを音楽から携帯電話、航空会社にまで広めたブランソン氏。自身、気球での大西洋横断な…

ハーバード大学の学長に初めて女性（ドリュー・ファウスト）が選ばれた。また、この学長はハーバード大学系列のラドクリフ・インスティチュートの校長ではあったが、ハーバード出身ではない。セブンシスターズの一つである名門女子大（Bryn Mawr College）を…

ダイエットなどの健康問題は多くの人が最も関心を持っている事柄である。それ付け込んだサービスや商品は古今東西、会社の規模・業界を問わず絶え間なく起こっている。 やせられる薬や石鹸、今騒がれている納豆のダイエット効果の話題など、共通しているとこ…

１月後半にスイス・ダボスで行われていたワールド・エコノミック・フォーラムについてのレビューが経済紙やビジネス誌で出てきている。その中でもニューヨークタイムズに掲載された記事に注目したい。 今や、世界で最も影響力のある会議になったワールド・エ…

環境対策に関してのブッシュ政権の大幅な方針転換により、ビジネス界でも動きが活発になってきた。有力ベンチャーキャピタリストや時価総額増大をはかるネット企業が続々と代替エネルギー関連企業に投資を開始している。 中でも、ガソリンに代わる、補完する…

中国の化学工場などでは、ガス洗浄装置を設置し温暖化ガスを削減している。各工場では、温暖化ガス削減の見返りにカーボンクレジット（排出権）を獲得する。とくにこれら化学工場で排出されるガスはHFC(ヒドロフルオロカーボン）といわれる通常の二酸化炭素…

来週水曜日（３１日）に新刊「あなたのＴシャツはどこから来たのか？」の著者が来日するのに合わせ、新宿紀伊国屋サザンシアターで講演＆サイン会を行う。翻訳者としてこのイベントには関わり、また、Ｔシャツと同じようにグローバルな消費財であるコーヒー…

先週発売されたビジネスウィークの特集に「Beyond The Green Corporation」があった。オンライン・バージョンではさらにＳＲＩ調査会社のイノベストがランキングしているグローバル企業のＣＳＲランキングが掲載されていた。おそらくオンラインの購読者では…

先日、日本が国際刑事裁判所（ＩＣＣ）規定に年内に批准することを表明したと各紙で報道があった。先進国としては遅い参加になるわけだが、これには過去の戦争における日本の諸外国の人々に対する人道的な対応が問題となって参加が困難だったようである。丁…

ビル・ゲイツ氏が自らの資産を主な資産として運用するビル＆メリンダ・ゲイツ財団の財団資産の運用について投資対象の企業の社会的な責任よりも投資による収益を優先する、と最近のインタビューでコメントしたことが話題になっている。ゲイツ氏の主旨はSRIの…

世界のリーダー達があつまる恒例のダボス会議（スイス）が今月24-28日に開催される。毎年、世界のリーダー達が直面する社会問題や課題について議論され、方向性が示されるわけであるが、日々進行する問題の多くには有効な対策が立てられていない。各国政府、…

再生・代替エネルギーを主要な燃料源としたスキーリゾートが誕生してきている。アメリカを代表するスキーリゾート地のコロラド州。同州のマウンテン・ビレッジでは先日スキー場のゴンドラ運営に再生・代替エネルギーを使用して１０年目になることを祝った。…

ファイナンシャルタイムズが2007年元旦に2006年の最も多額の寄付金を提供した慈善家のリストを発表している。今日はそのリストの紹介をし、後日、各氏の紹介や寄付先の紹介を機会をみて行っていきたい。その前に、日本ではCSRと慈善活動（フィランソロピー）…