#99 TOP15寄付金ドナー

ファイナンシャルタイムズが2007年元旦に2006年の最も多額の寄付金を提供した慈善家のリストを発表している。今日はそのリストの紹介をし、後日、各氏の紹介や寄付先の紹介を機会をみて行っていきたい。その前に、日本ではCSRと慈善活動(フィランソロピー)を区別しようとする考えがあるようである。バブルの頃のメセナ活動と一緒にして欲しくないという企業側の意見を反映しているのであろう。しかし、世界的にCSRを積極的に展開している企業は創業者やそれに順ずる経営者の意思決定が大きく反映されている。そして、これらの創業者や大経営者といわれる人たちは巨万の富を築いている場合が多く、その資産の一部をその会社や会社経営で培ったネットワークを通じて慈善活動している。そのため、フィランソロピーCSRは切っても切れない関係なのだけれど、一緒にして欲しくない人々もいるようである。
さて、それではTOP15の紹介:
#1ウォーレン・バフェットゲイツ財団への3兆円を越える寄付を発表)
#2ハーバート&マリオン・サンドラー(金融機関の経営者)
#3バーナード・オシャー(金融機関の創業者)
#4ジム・ジョセフ(不動産会社創業者)
#5デビッド・ロックフェラーチェースマンハッタンバンク元会長)
#6メリー・ジョーン・パレヴスキー(投資家)
#7ジョージ・ルーカス(映画監督)
#8ブーン・ピッケンズ(投資ファンド創業者)
#9フィリップ・ナイト(ナイキ会長)
#10ピーター・ルイス(保険会社会長)
#11ジョン・アーリラガ(不動産会社共同創業者)
#12ダン・ダンカン(天然ガス・石油パイプライン会社会長)
#13ローレンス・エリソン(オラクルCEO)
#14ロナルド・スタントン(燃料・燃料関連商品商社会長)
#15モルティメール・ズッカーマン(出版業、不動産業)

Reference: "Top 15 donors of 2006", January 1 2007, FT.com, The Financial Times