初の女性学長誕生

ハーバード大学の学長に初めて女性(ドリュー・ファウスト)が選ばれた。また、この学長はハーバード大学系列のラドクリフ・インスティチュートの校長ではあったが、ハーバード出身ではない。セブンシスターズの一つである名門女子大(Bryn Mawr College)を卒業し、アイビーリーグの一つであるペンシルバニア大学で修士と博士を取得している。ハーバード出身ではないのも非常に珍しいことである。
いろいろな意見はあると思うが、前の学長(ローレンス・サマーズ)の女性軽視、アフリカ系アメリカ人教授への冷遇などで女性にチェンスが巡ってきたという憶測はあるが、時代の流れのような気がする。ビジネスの世界ではかなり前から女性CEOが誕生しているが、アメリカでもまだ割合としては少ない。政治の世界でもヒラリー・クリントンが女性初の大統領を目指すなど女性の頂点到達は各分野で起こっている。良くも悪くも教育界をリードし、世界に大きな影響を与えてきたハーバードで女性の学長が誕生することはとても意味があることである。

Reference: Sara Rimer, "A 'Rebellious Daughter' to Lead Harvard", February 12 2007, NYTimes, The New York Times Company