ウォーレンバフェットの保険会社によるCSR活動

保険業界の未払い問題が終結をみないが、アメリカでは多発する保険金関連の犯罪や詐欺への注意を喚起するためにサウスカロライナ州と大手自動車保険会社のGEICOが組んで保険金関連の犯罪や詐欺から身を守る対策を紹介するイベントを開催した。
GEICOは著名投資家ウォーレンバフェットが経営する投資会社の重要な事業ポートフォリオの一つである。テロやハリケーンカトリーナなどの大災害で保険および再保険会社の経営は芳しくないが、依然としてバフェット氏の重要な投資対象である。
そのGEICOであるが、車社会の典型であるサウスカロライナ州において、深刻化する保険金関連犯罪の事態を重視したマーク・サンフォード知事が音頭をとって、保険金関連犯罪対策インフォメーションセッションを開催した。GEICOは自社の法務・コンプライアンス担当者や犯罪捜査・調査員を動員して来場者に対応をした。
保険や金融などの商品はものではないので、このような潜在的なリスクに関する講習会などを率先して開催してくれるとこの業界のCSRも向上していくのであろう。

Reference: "GEICO's Fraud Awareness Day, July 21" GEICO, July 17 2007, Business Wire